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最新の矯正治療-インプラント矯正

最近は子供から中高年の人まで歯並びをよくするために、歯科矯正治療をします。有名なハリウッドスター(T.C氏)の矯正治療中の写真を週刊誌で見た方もいると思います。
 では指で触ってもびくともしない歯をいいところに移動させる原理をみなさんはわかるでしょうか。
 ちょっとむずかしいことですが、ちょうど運動会によくやる綱引きを思い浮かべてください。強いチームと弱いチームがひっぱりあうと、最後には弱いチームがひきずられて負けてしまいますね。これを利用したのが歯並び治療の原理です。強い奥歯と弱い前歯で綱引きして、結果として前歯が負けて時間をかけながら数ミリ単位で動きはじめます。これを上手に利用して歯並びをきれいにします。
 ところが歯並びがとくに悪く、強い奥歯を移動させる必要がある時は、簡単にはいきません。奥歯よりさらに強い歯はありませんし、簡単には綱引きで強い奥歯を負かし移動させることができません。そこで強い奥歯を負かすチームの登場が必要となります。これがインプラントです。長さ10mm程度の細いインプラントを顎に移植し(数分で手術は終わります)これと強い奥歯を綱引きさせ、奥歯を負かし移動させます。いままでの矯正治療では不可能だった歯の移動も可能になり、治療期間も大幅に短縮できるようになります。また歯の移動が遅い大人の矯正治療にも適しています。
(写真はかなざわ歯科医院で治療中もので、クリックすると拡大します)
20070427192144.jpg長さ10数ミリの極めて細いチタン合金の矯正用のアンカーのためのインプラントです。
20070427200658.jpgこのインプラントにゴムをかけ、90度以上ねじれている歯を正常に戻しているところです。
20070427192126.jpg矯正用のインプラントの拡大図です。

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歯周病の最新検査方法-口内細菌のDNA検査

近年むし歯、歯周病は、お口の中の細菌によって引き起こされることが判ってきました。ではこのお口の細菌はどこからきたのでしょうか。じつは生まれたばかりの赤ちゃんのお口にはほとんど細菌はいません。ところが母親のお口のむし歯菌、歯周病菌が、約2才のころ赤ちゃんに感染し、その後の子供の歯の運命が決定されます。
 歯周病やむし歯を治療する前に(とくに重症な場合)患者さんのお口の細菌を最新の検査技術で調べてから治療方針をたてないことには、適確な治療はできません。(これに患者さんの病気に対する遺伝子検査もするとさらにいいのです)また治療終了後もその後再発するかどうか、お口の細菌の変化を調べることで、簡単に予想できます。治療しても細菌があまり変化がないと、すぐに再発し悪化することが予想されます。
 ですから代表的なむし歯菌、歯周病細菌を治療前と後に定量的に検査することはとくに大切です。いままではお口の細菌は空気にさらすとすぐに死滅するので正確な細菌の測定ができませんでした。ところが細菌のDNA検査ができるようになり、たとえ死滅した細菌でも正確に定量できるようになりました。
 
 実際の方法は、
1)とくに調べたい歯の歯肉溝にペーパーポイントを入れる方法
2)だ液をしらべる方法
でとても簡単です。
 ペーパーポイント/だ液→細菌からDNA抽出→インベーダー反応→細菌を定量的に検出→口内総細菌数に対する病因菌の割合を算出

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上記のDNA検査で調べた歯周病菌はA.a(=Actinobacillus actinomycetemcomitans),P.g(=Porphyromonas gingivalalis)の代表的な2種類のみです。(実際は6種類の歯周病菌のDNA検査が可能です)この検査をした患者さんは、歯周病菌P.gは少ないながらも、リスクファクターになる可能性があり、他のリスクファクターとともに細菌除去が重要な治療方針となります。 (ちなみに歯周病細菌のP.gは、強い口臭や歯槽骨、歯根膜の破壊と溶血を起こすので要注意です。)

最高難度のインプラント手術法(サイナスリフトインプラント)

(写真をクリックすると拡大します。すべての写真はかなざわ歯科医院で手術した症例です。)
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この患者さんは、右下と左上に歯がなくものが咬めないことで来院しました。普通のバネ入れ歯を他の歯科医院で入れたそうです。入れ歯を入れると吐き気がし、また痛くて咬めないのでインプラントをしてほしいとのことでした。
 レントゲンで赤で囲んだ部分にインプラントを移植することにしました。右下のアゴにはインプラントを移植する骨がしっかりありましたが、左上には薄い紙のような骨しかありませんでした。通常の方法ではインプラントは移植できません。インプラントを移植するには、大きな病院に入院し全身麻酔で腰骨から骨を採集し、上アゴ(上顎洞)に骨を移植し骨組織が造成されてからインプラントを移植することになります。入院は最低でも2週間は必要で、手術後はしばらく車イスで病院内を移動するようになります。患者さんは入院はいやとのことで、かなざわ歯科医院でしかも外来手術で上アゴ(上顎洞)に骨移植をしてから(最高難度の手術法サイナスリフト)インプラントを移植することにしました。
 はじめに右下に3本のインプラントと、左上にはなんとか3本のインプラントを骨のあるところにいれました。
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静脈内麻酔で呼吸が止まらない程度の深さで(NLA変法麻酔)下顎のオトガイから骨を採集し、機械で細かく砕片化し、上アゴにGBR膜も併用して骨移植をしました。
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左のレントゲンは骨の移植前で、右がオトガイから採取した骨を移植した時のレントゲンです。

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上アゴ(上顎洞)にサイナスリフト(骨移植し骨造成)後2本のインプラントを移植したレントゲンです。

20070306233723.jpg矢じるしが最終のインプラントです。

20070306234012.jpg黄色の矢じるしがサイナスリフト(上アゴの上顎洞に骨を移植して骨造成すること)後、インプラントした部分です。黒い色の矢じるしが骨のあるところに通常にインプラントした部分です。(鏡面像のため左右が逆になっています。)手術後も患者さんはきちんと定期検診に通っています。手術後すでに12年以上経過し、すべてのインプラントはしっかりと機能しています。また骨を採取した下アゴのオトガイは完全に治癒し、神経麻痺、顎の形の変形など全くありません。(ちなみに患者さんは手術時30代の怖がりの女性でした。少し深めの静脈内麻酔のため手術中のことは、ほとんど覚えていなかったとのことです。)


再生療法(GTR)の症例3

(すべての写真はかなざわ歯科医院で手術した症例です)
taishuku.jpg20070301212754.jpg20070301212812.jpg

ハブラシの磨き方が強すぎたり、噛み合わせのバランスが悪いと、歯が伸びたようになり根元がクサビ状に削れていきます。これを再生療法(GTR)で治療するとこのようにきれいに治せます。

再生療法(GTR)の症例2

(すべての写真はかなざわ歯科医院で手術した症例です)

20070301211600.jpg20070301211617.jpg

左が歯周病で歯の回りの組織が破壊された写真です。
右は手術後61日後の写真です。再生された歯周組織で歯の周囲が完全に被われています。

再生療法(GTR)の症例1

(すべての写真はかなざわ歯科医院で手術した症例です)
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上の写真が手術前で歯の回りに大きな穴が見えます。実際は根の奥まで骨が歯周病のために破壊されていました。従来の治療法では、抜歯(歯を抜くこと)が選択されていたと思います。
下の写真が再生療法(GTR)治療後7週間後で、はじめにあった歯の回りの穴がなくなっていることがわかります。歯周組織がほぼ90%以上再生されています。

再生療法のしくみ(GTR)

実際の症例をお見せする前に再生療法のしくみについて簡単に説明します。
まずは、ゴアテックス膜をもちいた場合を説明します。 20070301025147.jpg写真のようないろいろな形状の膜を使用します。この膜は心臓の手術でも使用されています。(膜の形と細部は多少異なる)
 前回でも説明したようにいままでの歯周病治療は悪いところを切り取るだけの切除療法で、破壊された歯周組織を再生できませんでした。そこでこの膜を使い歯周組織だけを上手に再生誘導する治療法が確立しました。

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歯周治療で破壊され歯周組織が治癒する時、組織の修復するスピードが異なるため、歯肉上皮が一番早く破壊されたところに入りこみます。そのため歯根膜、骨が再生される前に上皮が入りこみ組織が完全に再生されません。
そこでゴアテックス膜で上皮の入りこみを遮断し、その間に歯周病で破壊された歯根膜、骨が再生できるようなスペースと時間を作るのです。

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